ロレックス【デイトナ】進化の歴史とモデル比較

 



ロレックス デイトナの歴史は1955年のRef.6234(通称「プレデイトナ」)に始まり、1963年に本格的に「コスモグラフ デイトナ」としてRef.6239が登場しました。

このモデルは手巻きムーブメントを搭載し、フロリダ州デイトナビーチのモーターレースから名前が取られ、カーレーサー向けに設計されました。

以下に主な歴代モデルの流れと特徴をまとめます:


•Ref.6234(プレデイトナ)

1955年

手巻き(外部製造)

特徴:クロノグラフとオイスターケースの先駆け


•Ref.6239

1963年

手巻き

進化点:初代デイトナ、タキメーターベゼルが大きく特徴的


•Ref.6240

1965年

手巻き

進化点:ねじ込み式プッシャーを初採用


•Ref.6263/6265

1971年

Cal.727(手巻き)

進化点:ねじ込み式プッシャーの改良版、耐久性向上


•Ref.16520

1988年

自動巻Cal.4030

進化点:自動巻き初搭載、ゼニス・エルプリメロ改良版


•Ref.116520

2000年

自社製Cal.4130

進化点:初のロレックス自社製クロノグラフムーブメント搭載


•Ref.116500LN

2016年

Cal.4130

進化点:セラクロムベゼル採用、現行ステンレスモデル


•最新モデル

2023年

Cal.4131, 4132

進化点:ムーブメント最適化、精度と耐久性向上



歴史を通じて、デイトナはレーシングドライバーの要望に応える計時機能を追求しつつ、クロノグラフとしての精度と耐久性を高めてきました。特に1988年の自動巻きモデルの登場、2000年の自社製キャリバー搭載は大きな進化点です。また、デザイン面では、タキメーターベゼルと3つのインダイヤル(小さな文字盤)が特徴的で、デザインはほぼ初代モデルから継承されています。

デイトナはまた、ポール・ニューマンモデルのように特定の文字盤デザインがプレミア化しており、コレクターズアイテムとしての価値も高いです。

このように、デイトナは約70年の歴史の中で、ムーブメントの技術革新やデザインの完成度向上を重ねながら、ロレックスの中でも特に人気で資産価値の高いモデルとなっています。

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