ロレックス【カメレオン】
ロレックスの「カメレオン」は、1950年代から1960年代にかけて製造された女性用のアンティーク腕時計シリーズです。
特徴は裏蓋にバンドを通す空間があり、ベルトを簡単に交換できる点で、これによりファッションに合わせて多彩なバンドを楽しめます。カメレオンという名前は、爬虫類のカメレオンのように色や印象を変えられることに由来します。
サイズは直径約1.5cmと非常に小ぶりで、丸型、アーモンド型(マーキス型)、スクエア型といった複数の形状が存在し、デザインもベゼルにダイヤモンドが入ったものや様々な文字盤の種類があります。素材はイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドがあり、高級感のあるものです。
また、1950年4月に「時計バンド交換可能女性用時計ケース」としてロレックスが特許を取得しており、当時の広告では「世界で唯一ワードローブを持つ時計」と謳われていました。ベルトは革製でカラフルな種類が多く、金無垢バンドも存在しますが、現在は金無垢バンドの販売はされていません。基本的に手巻き式で、アンティーク市場では手頃な価格帯で取引されています。
カメレオンは、現在は製造終了しており市場に出回っているのはすべてヴィンテージまたはアンティークとして扱われています。稀少なモデルとしてコレクターから高い人気があり、女性らしい小ぶりで可愛らしいフォルムが特徴的です。
簡単に付け替えられる多種類バンドと小さなケースの愛らしさから、今も多くのファンに愛されているロレックスの女性腕時計の名作です。
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